2013年12月29日日曜日

My Best BOOKS 2013!

こんばんわ、お久しぶりです。
今年も残すところあと僅か!ってなわけで



My Best BOOKS 2013




今年読んだ本、80冊の中から上位5冊を決めました!


 



5.恩田陸「私と踊って」
そうかもしれないし、ちがうかもしれない。そんなミステリーから始まり、不思議な話から切ない話。
そして気がつけば恩田陸ワールドへ。表と裏。雄と雌。
対となっている話が多い。
さすが恩田陸さんというべき本。
衛星探査機「はやぶさ」を基にしたショートストーリー読みたさに単行本を買ってしまった。


4.マイケル・ブース「英国一家、日本を食べる」
発売は今年の4月でしたが、ネットのクチコミでじわじわと人気が出た作品。
この本はイギリス人ジャーナリストの日本食レポートだが、一家で来日したのでただの日本食レポートだけで終わらず、日本珍道中記にもなっている。
それとジャーナリストのマイケル氏の日本の勉強っぷりもすごい。
読んでいる日本人(私)さえも知らなかったことばかり書かれていて、日本を再発見することができる本。
そして日本ではマイナーなジャーナリストなのになぜかビストロSMAPの収録中や、日本料理界を代表する服部幸雄さんや辻芳樹さんと会って一緒にごはんを食べたり、
一般人では(有名人でも?)出来ないことをさらっとやってるところもおもしろい。

3.ハリィ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」
現代の安楽椅子探偵物に度々オマージュとして登場する名作「九マイルは遠すぎる」。
やっと読めた。そして、今も尚愛される理由が分かった。
とてもおもしろかった!1つの文章から殺人事件を推理してしまうニッキイ、恐れ入りました。

2.坂木司「大きな音が聞こえるか」
少年の成長物語だなんて使い古された言葉では説明できないほどの熱い物語だった。
読んでいる間ワクワクする本に出会ったのは久しぶり!!!


1.有川浩「空飛ぶ広報室」
単行本発売時(2012年7月)に購入したのだけど、分厚すぎてなかなか読む気にならずしまい、ドラマ化と聞き、放映が始まる前に読んだ本。
462ページと結構な厚さだったけれど失速せず一気に読んで発売当時に読まなかったことを死ぬほど後悔した作品。
有川作品はみんな個性的でとても素敵だけど、この作品もまた多くの人から愛される作品になるんだろうなぁと感じた。
心配していたドラマも航空自衛隊全面協力ということと、脚本の方が大の有川ファンということで毎週楽しみで見ることができた。
ドラマ独特のアレンジもすごく良かった。

来年あたり文庫化しそうだけど、文庫版あとがき見たさと他の人へのおすすめとして買ってしまうんだろうなぁ(笑)


ランキングとしてはこんな感じ。
以下、順位はつけられなかったけど、今年読んだ本のなかで印象深かった本たち。

三浦しをん「本屋さんで待ち合わせ」「お友達からお願いします」「星間商事株式会社社史編纂室」 
去年本屋さん大賞受賞した「船を編む」が面白いということを聞き、とりあえず読んでみた「星間商事株式会社社史編纂室」がドンピシャに面白くて、そこからどっぷり。
小説家としても面白い作品を書く方だけど、エッセイも面白くていろいろ読んだ。
幅広いジャンルのマンガや小説を読んでの感想文をまとめた「本屋さんで待ち合わせ」「お友達からお願いします」は書評ではなくて感想文。
なので嫌味がなく、すごく気軽に読める本。


米澤穂信「古典部シリーズ」
去年、京都アニメーションでアニメ化された「氷菓」の原作。
学園推理小説物で、今ではありふれた「やれやれ系主人公」が学園の事件を解決する作品。
誰も死なない「日常ミステリー」でもある。
でもこの「やれやれ系主人公」も「日常ミステリー」も出てくる作品だけど、
10年以上も前に書かれたものなので、このジャンル的には第一人者なのかもしれない。


有川浩「自衛隊三部作」
「塩の街」「海の底」「空の中」の自衛隊三部作と言われる有川浩の初期作品。
陸・海・空の自衛隊たちの作品で、全て1冊で完結。
図書館戦争のプロトタイプというか、この3冊があってこその「図書館戦争シリーズ」で「有川浩」なんだなと思える作品たち。


喬林 知「今日からマ王!シリーズ」
5年ほど前にNHKで放送していた「今日からマ王!」の原作「今日からマのつく自由業!」(以下、まるマシリーズ)
当時はライトノベルだったけれど、加筆修正され角川文庫から発売したので久しぶりに購入し読んだら当時の時事ネタとか無くなって読みやすくなったけど、ちょっとさみしい感じ。
でも相変わらずのハイテンションワールドで時事ネタなくても十分面白い!


東野圭吾「探偵ガリレオシリーズ」
ドラマ「ガリレオ」は見ておらず、テレビで放送された劇場版「容疑者Xの献身」を先に見てしまって、原作を読む気になった。
ドラマ版のガリレオ先生こと湯川先生や草薙刑事たちの性格が若干違うけれど、そういった違いを楽しむのもありかと。
ドラマ版、原作版、どちらも好きです。





そんな感じで、今年は好きになった作家さんや、今まで読もうともしなかったエッセイというジャンルなど「開拓」した読書年でした。

来年はどんな読書年になるのかなー。





未読の本たち94冊・・・。
来年はもう少しペースを上げたいですね




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