2013年12月2日月曜日

ターナー展

こんばんわ
師走ですね。
寒いです。



昨日、東京へ行って参りました。
友人と新宿で飲み会をするためなんですけどね!
12月入っての飲み会は忘年会なんだそうですよ。
その忘年会(?)は16時待ち合わせなので、それまで東京見物です。


東京都美術館で英国の画家ターナー(ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー)の大回顧展をやっているので見てきました。
あまりメジャーではない画家さんのようで、そんなに混んでいませんでした。
英国といえばナショナルギャラリーや大英博物館などで展示物をたくさん所用していますが、英国人の美術家ってあまり聞かないですよね。
このターナーという人物はそんな英国の美術家であり、本格的風景画家の第一人者です。


今回の大回顧展では日本・英国からの展示品のべ116作品を見ることができます。
何度か絵柄が変わっているので抽象的でぼんやりした画や、細部まで描かれている風景画、パースがおかしいのにバランスがうまく取れている画など、さまざまなジャンルの画を見ることができます。
ターナーが作品制作をしていた当時、ナポレオン戦争があったりと、歴史的に有名な出来事がたびたびあったので、それを描いてる作品もありました。
1808年「スピットヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」はナポレオン戦争時、イギリス軍に拿捕されたデンマークの船が自国の国旗の上にユニオンジャックを掲げるシーンが描かれています。
海洋国家ここにあり!って感じで力強い作品です。



↑このタイトルに使われてる作品が「スピットヘッド:ポーツマス港に入る拿捕された二隻のデンマーク船」です。



他にも良い絵画がたくさんあり、自分が一番好みだなぁと思った作品は1842年に作成された「平和ー水葬」です。
これは結構有名かもしれませんね。
ターナー自身の友人を海上事故で亡くし、水葬されるシーンを描いた追悼作品です。
空は濁り、船は黒く塗りつぶされ、海へと放たれる棺は燃えるように描かれ、不安と切なさを誘います。
明るいテーマの作品ではないですが、ターナー展の中では一番気になった作品でした。

特別ミュージアムショップもあり、トラベラーズノートとコラボした特製スケッチブックや、ステッカーなども売っていました。
「平和ー水葬」のミニクリアファイルもあり、思わず購入w





ターナー展は12/18までですので是非行ってみてください。




ちなみに、ターナーの作品の多くはイギリスのロンドンにある美術館「テート・ブリテン」で見ることができるそうです。
ターナーの遺言で「ナショナルギャラリーに飾ってくれ」とあり、一時はナショナルギャラリーで展示してありましたが、数が多いため、別館の「テート・ブリテン」へ移されたそうです。
そして今現在から来年の4月までロンドンの国立海自博物館でもターナー展を開催しています。

って、来年の3月に国立海自博物館行く予定なんだけど!

日本の回顧展と違う作品が見られるようなので、比べてみたいと思います。



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